ケープタウンのブラックヒース工場で Mini 1275 GT の高性能後継モデルとして生産された、南アフリカのモデル である。 GTS は、Mini シリーズの中でも珍しいモデルですが、南アフリカ以外では、このモデルの認知度はあまり高くありません。日本で知られているのは英国産1275GTもしくは濠州産GTS、 LS でしょうか。
GTSの生産が1973年7月に開始されるまで、南アフリカでの現地調達部品のシェアが55%以上を占め、1975年には65%に達しました。英国およびその他の生産国で、クーパーS仕様の1275ccエンジンが1973年までに段階的に製造がされなくなった事を考慮すると、GTSで使用する為のエンジンを現地で製造できたのはとても大きな利点でした。
GTSはその性能により南アフリカのツーリングカー レースで成功を収めました。GTS は、アッセン グループ 1 チャンピオンシップやカストロール マーケットカーズ スタンダード プロダクション チャンピオンシップなどのチャンピオンシップに出場しました。GTS は 1970 年代に複数のクラス優勝を達成し、1976 年にはアッセング グループ 1 チャンピオンシップのタイトルを獲得しました。
