Wolseley1000は南アフリカ初のミックスアンド マッチ ミニで、きらびやかなウーズレーのフロントバッチと標準のミニ ボディシェルを組み合わせたモデルです。ドアには開閉可能な三角窓に巻き上げ式のウインドウが付いておりこれはBMCオーストラリのドアを流用したものとされています。
名前の通りWolseley1000はお馴染みのAシリーズエンジン998ccを搭載し、ハイドロサスペンションも採用されていました。内装ではダッシュボードにクラッシュパッドが追加され、センターメーターには油温計、水温計がありました。
販売は1967年9月から開始され、1968年12月には英国のMk2 Miniに導入されたものと同様の改良がされたMk2バージョンが登場しました。しかし1969年後半にLeyland south africa(Leykor)は英国BLMCで行われていた事と同じような製品合理化プログラムを実施する事となりました。
この為、Wolseley1000は現地生産のクーパーSと共にその年の8月、生産中止となり合計で450台しか製造されなかったとされています。