・様々な国で製造されたミニ
ミニは世界の色々な場所でノックダウン生産がされていました。
よく聞くのはイタリア製 イノチェンミニ
変わったグリルやトランクのナンバーの凹みが違っていたり内装が独特ですね。
一時期イギリスから入って来なくなった時にイタリアのイノチェンティ社で生産されたミニを仕入れていたディーラーがあった様なので日本にもそれなりに(今となっては希少ですが…)あったようです。
オーストラリア製のミニもありました。
サルーン エステート等、結構な種類が生産されています。
その他にもベネゼエラ、スペイン、チリ、ウルグアイ、ベルギー・・mokeはポルトガル等・・
数年ですが生産されたことのある国があるようです。
しかし情報が少なすぎるので詳細まではわかりません・・・・
私は主に以下のサイトでこの事実を知りました。
・南アフリカ製 Leykor
そして今回のお題は南アフリカ生まれのミニ
私が調べた中で分かっていることを書いていこうと思います。
その中でもいわゆるmk3時代のお話しです。
当方所有しているクラブマンエステートも1973年製の南アフリカ生まれです。
1969年BMC南アフリカはleykorになりそれまでのオースチンとモーリスは無くなりminiがブランド名になったようです。
南アフリカではMiniシリーズとして販売される事になります。
・850cc=standard
・1000cc=1000″s”
・そしてウーズレーのお尻がついたミニ顔=MK3
と言う名前で販売されていたそうです。
なんと言ってもこの顔でこのお尻が素晴らしいですよね。
日本国内でこの姿で所有されている方はいらっしゃるのでしょうか・・・
少なくとも私の知る限りでは・・・・いません・・・
通常のミニ顔をウーズレー顔にした車両や、クラブマン顔をしたウーズレーなる車両はお見掛けしましたが・・・
南アフリカでの生産は主に
BLACKHEATH 工場で生産されていました。
Leykorは1969年に誕生したそうです。
しかしその後1971年頃になるとleykorのブランドから leylandのプレートに変わっています。
最終的にはLeylandに統一されたのでしょうね。
国内でleykorのプレートはあまり見かけないです。
私の知り合いのエステートもleykorだと分かる?モノがあるのですが…
ロッカーカバーのステッカーのみなんですよね💦残念ながらプレートは剥がされてしまった跡がわかります。しかし、このステッカーは当時物かと思われます。私の付けているステッカーはフォントやスペースの幅が若干違います。
しかし南アフリカ国内でのクラブマンエステートの販売記録があまり出てこないのと・・・
カタログなどの情報が全く出てきません・・・
たまに現地の中古車販売店のサイトに出ては来るので・・
参考資料お持ちの方がいたらご連絡いただけると嬉しいです。
・エンジンブロックの違い
ぱっと見で違いがわかるのはやはりエンジンブロックです。
これまでお会いしたアフリカンなミニは全てオイルフィルターの、位置が通常のミニとは違う位置にあります。
エンジンブロックに対して上向きに付いているのが特徴的です。
このブロックは当時生産されていたオースチンアパッチ等のエンジンブロックと共通なようです。
オイルフィルターもそのままではミニ用に出回っているモノは使用できませんでした。
こちらはネジの径が違うだけのようでしたので主治医が変換コネクタのようなものを用意してくださり日々のメンテナンスに助かっています。
・南アフリカで生産されたミニの種類
通常のサルーン2種類、MK3のほかに
・バン
・トラベラー
・カントリーマン ※現在調査中
・ピックアップ ※現在調査中
・クラブマン
・クラブマンエステート
・ウーズレー
・モーク ※現在調査中
が製造されていたそうです。
・ウーズレー
南アフリカではウーズレー1000という名前で発売され外ヒンジ、三角窓、オーストラリア製の巻き上げウインドウ装備、お尻無しでした。
これだけでも如何にこのウーズレーが変態なのかがわかりますね。
・トラベラー
初めて見させていた時はすぐにわかりましたね。
この方はしっかり南アフリカのライセンスシールを再現して貼り付けていました。
・クラブマンエステート
私のエステートと1年違いのエステート
ロッカーカバーに当時物と思われるLeykorのステッカーがあるのが特徴ですね
エステートは1971年~1974年のわずか3年間だけの生産で
1973年の時点で生産台数は694台だったそうです。
南アフリカのサルーンについてやクラブマン、ピックアップについて等他にも沢山まだ資料があるのでまた別でまとめようかと思います…
このほかにも南アフリカな個体のミニを所有されている方がいらっしゃったら是非、じっくり見させていただきたいですね。
情報が分かり次第随時このページは更新していきます。